2014ジャパンパラ
ゴールボール競技大会の応援へ!

2014年11月07日

2014年8月8日(金)~10日(日)にかけて(公財)日本障がい者スポーツ協会が主催する「2014ジャパンパラゴールボール競技大会」が有明スポーツセンター(東京都江東区)で開催されました。
当社は10日(日)に行われた決勝戦・エキシビジョンマッチの応援とゴールボール体験会に参加しました。当日は、台風11号による影響で交通機関の乱れ等がありましたが、約60名の社員が会場に集まり、応援を行いました。

ゴールボールって?

ゴールボールとは、第二次世界大戦で視力に障がいを受けた軍人のリハビリテーションプログラムとして考案されました。ゴールボールは1チーム3名で行われ、攻撃側が鈴の入ったボール(バスケットボールとほぼ同じ大きさで重さ1.25kg)を相手ゴール(高さ1.3m、幅9m)に向かって投球します。守備側は全身を使ってボールをセービングし、ゴールが決まれば得点が入るルールとなっています。選手は視力の程度に関係なく、アイシェード(目隠し)を装着し、コートラインの中に入れられたひもを触って立ち位置を確認します。

アイシェード
コートライン

 

想像以上の激しい戦いにびっくり

2012年のロンドン大会で女子日本代表が金メダルを獲得したことにより、初めてジャパンパラ競技大会の種目となったゴールボール。今回は日本だけでなく、オーストラリアの女子代表を招聘し、開催されました。

「そもそもゴールボールってなんだろう?初めて聞くけど・・・」というところから始まった応援参加でしたが、実際に競技を目の当たりにすると想像以上の迫力に驚きました。
選手の皆さんが、重いボールを力いっぱい投げ、鈴の音を頼りに体を張ってボールに飛び込んでいくのです。
攻撃チームの選手の皆さんが、わざと足音を鳴らしたり、拍手したり、ボールがいつ守備チームに対して投げられるか分からないよう、フェイントをかけるシーンも見られました。それでも、きっちりと鈴の音の聞こえてくる方向を見極め、非常に速いスピードで向かってくるボールをディフェンスする守備チームの選手の皆さんの集中力の高さには目を見張るものがありました。

当社の社員からも「視覚以外の感覚を研ぎ澄まし、選手同士がボディタッチでコミュニケーションを取っている姿が非常に印象に残った」「ゴールボールがこれほどアクティブで激しいスポーツだとは思わなかった。健常者がプレーしても難しいスポーツだろうし、とても障がい者スポーツとは思えなかった」との声がありました。

また、表彰式は非常に明るい雰囲気の中で行われ、選手の皆さんがお互いの健闘を讃えあう姿を見ることができました。

ボールに飛び込んでいく選手
表彰式の様子 (プレゼンターは当社社長が務めさせていただきました)

 

ゴールボール体験会にも参加

今回のゴールボール競技大会では体験会も用意されていました。
体験会では実際に選手の皆さんが活用しているアイシェードを装着し、ボールをゴールに向かって投げたり、実際の試合も行いました。

視界を塞ぐことで、方向感覚も奪われてしまうようで、体験会の参加者の中には「自分かどこにいるか全然分からず、あたふたしてしまった」と話す社員や、「選手の皆さんがとても優しく教えてくれたけど、何も見えないからとても難しかった・・・」と多少、落ち込んでいるお子さんも・・・
それでも、実際に競技を体験できたことは、有意義な経験だったようで競技大会終了後のアンケートでは、「体験会が楽しかった。なかなかできない経験だった」という声が多く上がりました。

体験会に参加する当社社員

 

ぜひ競技大会の応援に

非常に激しく、見応えのあるゴールボールですが、「観客が少ない」ということが課題の1つにあります。
いきいきと真摯に競技に取り組む選手の皆さんの姿は当社の社員の障がい者スポーツのイメージを変えるとともに、視覚障がいに対するイメージも変えました。
障がい者スポーツには、実際に目にしないと分からない迫力・面白さがあるはずです。

ぜひ、競技会場に足を運び、選手を応援しましょう!

2014ジャパンパラ ゴールボール競技大会のギャラリーはコチラ

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~応援ボランティア 参加者の声~

  • ・体験会に参加して、競技の難しさを感じただけに、日本代表やオーストラリア代表のレベルの高さを感じた。健常者がプレーしたとしても非常に難しい競技だと思った
  • ・思っていた以上に緊張感のあるスポーツだった。目が見えない中、音だけでボールの位置を把握するのはとても集中力がいると思った
  • ・最初はこれで点が入るのか、と思ったが、観戦後はチームワークや体力の差、プレー中の駆け引きが勝敗に表れていると感じた。特に日本代表のチームワーク(コミュニケーション能力)が素晴らしく、強さに繋がっていると思った
  • ・初めてゴールボールという競技を知り、観戦したが、障がい者スポーツがこれほど激しく迫力のあるアクティブなものであるとは思わなかった
  • ・正直、見学しても面白くないと思っていたが、実際に見た感想は逆であり、障がい者と感じられない動きに大変感動した

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